情報 ・ 活動報告

【活動報告】 夏休み特別企画 東京のパナマ運河 「扇橋閘門見学クルーズ2014」

パナマ運河と同じ構造の水門を
ボートに乗って体験!

東京都では夏休みの時期限定で、水辺空間のにぎわい創出を目的としたパナマ運河と同じ構造の水門、「扇橋閘門」の一般開放を夏休み限定で行っています。当倶楽部では、この開催時期に合わせ、施設に付随した桟橋へボートで行き、水門開閉を行う操作室の見学や操作方法の解説などを聞く施設見学を行い、そのあと水門の開閉を実際にボートに乗船して体験できる「扇橋閘門見学クルーズ2014」を8月の9・16・24・30の限定4日間開催、32名の方にご参加いただきました。施設見学は終了しましたが、水門を体験できるクルーズは、「小名木川コース」で体験できます。ぜひご参加ください。


【扇橋閘門とは】

扇橋閘門は、江東デルタ地帯を東西に流れる小名木川のほぼ中央に位置し、水面の高さが違う河川を船が通航できるようにした“ミニパナマ運河”といえる施設です。その仕組みは、2つの水門に挟まれた水路(閘室)に船を入れ、水位を人工的に昇降させることにより船を通過することができます。

【小名木川の歴史】

明治以降、小名木川沿いは近代工業の発展に伴い、工業用水として地下水の揚水が行われ、地盤沈下が始まりました。昭和40年代には、地下水の揚水規制やその拡大強化、水溶性天然ガスの採取停止などが実施されたことにより、地盤沈下は昭和48年から急速に沈静化、地盤沈下はほぼ停止しましたが、南砂や亀戸付近での累計沈下量は、4m以上となり地盤面が東京湾の干潮面より1m以上も低くなってしまいました。そこで抜本的な治水対策に迫られ、江東デルタ地帯と呼ばれるこのエリアの真ん中に水門を作り、荒川側に排水機場を設置して水位を荒川や隅田川より最大3メートル下げて洪水から守る対策を施したのが小名木川です。

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