情報 ・ 活動報告
7.262013
環境を配慮した水辺の楽しみ方について (エレクトリックボート)
なぜ人々は、川へ降りるようになったのでしょうか?
ここ数年、スカイツリーの開業も伴い東京の水辺には賑わいが戻ってきています。 そして、日本橋の袂にも観光船が就航し、連日多くの方が訪れるようになりました。かつて臭い汚いと言われた東京の川の水質浄化が進み、かつての憩いの場や癒しの空間の再来したからだと私たちは考えます。
そこで、「都心の水辺でエコツアー」に使用するボートは、まだ日本に数隻しか存在しない、電気の力でモーターを駆動するボートです。エンジン音が全くなく、排気ガスも発生しないため、ツアーフィールドの環境負荷を考慮したプログラムとなっています。
まさしく、環境にやさしい「エコボート」なのです。
排気ガスが発生しないため、乗船中の臭いによる不快感や船酔いなども殆どありません。また、屋根が付いているため、夏は直射日光を避けられ、冬は、窓があるために寒さ対策も万全です。1年中を通して、快適なツアーをお楽しみいただけます。
広々した船内:
屋根が付いた船内は、直射日光を避けれますので、ゆったりとくつろぐ事ができます。また、側面は、特殊クリアーフィルムで作られた窓になっていますので、冬場や雨の日でも安心してご乗船いただけます。定員は、12名 乗務員用2名を除き、大人10名がテーブルを囲んでお座りいただけます。
多くの排気ガスを放出しながら動き回る観光船、人気があるからと言って何も考えず、知らずと環境破壊を進行させてしまう日々。これからは楽しみ方にも環境に配慮する意識を高めて頂けたらと思っています。
過去に起こした過ちを改善してきた私たち、「東京の川」を綺麗なまま後世に繋げて行けたらと私たちは考えます。
〇 エコツアー事業に必要なボートの提供・貸与(株式会社大塚商会 大塚実名誉会長・千代田区)
現在、体験型環境教育活動「都心の水辺でエコツアー」で使用しているエレクトリックボートは、日本橋川の浄化に取り組む株式会社大塚商会 大塚実会長が2007年、河川の環境教育及び観光振興を目的に千代田区に寄贈したボートとなります。当法人では、日本橋川・神田川をはじめとする東京の河川をフィールドに、環境保全意識を高めるプログラムの実施に当たり、このボートを千代田区から無償貸与を受け、運航しております。