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情報 ・ 活動報告
7.152013
【活動報告】 第52回 水辺の清掃活動を実施しました! 2013/09/07
SEAVERS定例活動 漂着ゴミの回収活動
今回の回収エリアは東雲運河西岸、築地市場の移転先として予定している豊洲埠頭周辺に打ち上げられたゴミの回収です。この場所は特にゴミの漂着が激しく、活動資金の枯渇で中止になる去年までは1年の中で7割がこのエリアで実施していました。久しぶりに上陸してみると、やはりとんでもない状況となっています。
誰も知らない水辺のゴミ問題
この写真でご覧いただいても判るように、同じ位置にゴミが集まっています。なぜこのような状況になるか?
それは、東京の水辺は毎日干満の影響によって最大2メートル水位が変化します。そして満潮時に打ち上げられたゴミが、干潮に向かって水位が下がった時に残されてしまうのです。
残念ながら、こうして打ち上げられたゴミを回収するシステムは現在どこの公的機関にも存在していません。そこで、定期的に実施しているのが私達の活動です。
メンバーは、当法人の会員をはじめ、スチューデントプログラムに参加中の学生、一般ボランティアの皆さん、総勢29名で実施しました。また、企業参加として協和発酵キリン様から11名の社員の皆さんにご参加いただきました。
総勢29名の参加者を5班に分け、4班が清掃班、ボートに便乗して現地へ上陸しゴミの回収を行います。
そして、残りの1班が、事務局サイドでの運営と終了時に配布する昼食を作る炊事班として関わってもらいました。
なぜ、私たちがこのような内容で活動を行っているかと言うと、2年前に発生した「東日本大震災」がきっかけです。
もともと水辺のゴミ拾いが得意だった「SEAVERS」。培ったノウハウは、瓦礫により壊滅的な状況となった東北沿岸の災害支援には大変役立ちました。そこで、現在は平常時に環境保全活動を行い、災害時には迅速に支援活動ができる組織作りを目指しています。
環境保全活動をしながら防災について学ぶ取り組み
ボートを使った人の輸送は、帰宅困難者の輸送として有効に役立ちます。
清掃活動班には、必ずリーダーを設けています。これは、災害時、ボランティアのコーディネーター・リーダーとして迅速な支援活動が行えます。 昼食を用意している炊事班は、災害時、沢山の被災者へ提供する食事の調達が迅速に行えます。
全て、実践が伴う防災訓練なのです。この活動は、どなたでもご参加いただけます。ぜひ、私達の活動にご理解を頂き、多くの方にご参加いただけたらと思います。
詳細は、こちらをご覧ください。皆様のご参加をお待ちしております!