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【水辺の環境問題】雨が降ると川が汚れる!

心の水辺でエコツアーでは、東京に流れる水路の歴史や私達の生活と川との関係を楽しく遊覧しながらガイドがご案内する体験型環境スタディーツアー!

私たちが暮らす都市の生活と川や海の関係を色々学ぶことができます。

そんなツアープログラムの中で、皆さんに知ってもらいたいことの一つに、現在の川の水質と雨との関係です。
現在、神田川や日本橋川をはじめとする都市河川では、普段の透明度は約2メートル半から3メートルあります。

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多くの魚が集まり、それをエサとして、さまざまな種類の鳥が確認できるようになりました。更には、アユの遡上も確認できる。そんな川へと蘇ってきました。

しかし、ひとたび雨が降ると1時間で悪臭を放ち、居心地の良かった水辺は誰も寄りつく事のできない場所へと変貌してしまいます。

この事態を引き起こす原因が
透明度が10㎝以下となり、酸欠で沢山の魚が水面に浮きあがります。

なぜなら、現在 東京では雨水は川へ流入することはなく下水処理場へ運ばれています。その時に使用するのが、私達の生活排水と同じ下水管。この管(合流式下水道)を通して運ばれています。

この下水管に、ひとたびゲリラ雷雨などの一極集中の雨が降ると、下水管のキャパを超え川に流れ出す。これが川を汚すメカニズムとなり、沢山の魚が死に水面に浮くなど大きな被害となっているのです。

つまり皆さんの生活を守るために川が汚れ多くの魚が死んでいるのです。

ぬかるみを歩きたくないがゆえに殆どが舗装化された都市、そこへ降り注ぐ雨は全て下水管に流れ出す。そして、多くの魚が死に川が汚れる。都市で暮らす自然との共生に対する限界点がここにあるのです。

更に、水質を悪化させる一番の原因は、私達の家庭から流す料理に使った油です。この油が、下水管の内壁にこびり付き、雨が降るたびに濁流と共に川へ流れ出るのです。

環境に対する取り組みとして、浸透性の高いアスファルトを使い、下水管に流れ込む雨の量を減らし、雨水の活用を促進し、フライパンやお皿についた油をふき取ってから洗うなど、個々に耳にすると思いますが、これらの理由は、東京の川や海を守る有効な手段となります。

何十年もかけて綺麗になった水質、今では水辺で食事やお酒を楽しめる施設が増え、多くの遊覧船が行きかう都市の水路、いつまでも綺麗に保ちませんか?

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