平成25年10月7日、中南米のエコツーリズム関連従事者の皆様に天王洲・芝浦コースをご体験頂きました。

中南米諸国では、大型リゾートホテル等の急速な開発による自然環境資源の劣化や環境破壊が問題視されています。また、外貨獲得、雇用拡大、関連産業の振興などの面から、観光が重要産業であるとの認識が高まる中、自然及び歴史・文化資源を持続的に活用し、地域経済の活性化を図るエコツーリズムの振興は、重要な取り組みと考えられています。

IUCN(国際自然保護連合）やWTO(世界観光機関）、UNEP（国連環境計画）などの国連機関によりエコツーリズムへの支持が高まり、世界的に当該分野が隆盛する傾向にありますが、中南米諸国では、豊富な自然資源を有するものの、当該分野における効果的な取り組みが十分に行われておらず、経験やノウハウの蓄積も不充分な状況にあり、JICA沖縄では、2004年度から2008年度にかけて、エコツーリズム企画・運営業務の従事者を対象に、当該人材を通じた同分野の経験・ノウハウの普及を目的とした研修を実施し、エコツーリズムの振興に寄与してきました。

こうした取り組みの中、今年も研修生の皆さんが来日。「都市型のエコツーリズム」の状況を学んで頂くため、当法人では今年も研修生の皆さんの受入れと実際のツアーをご体験頂きました。

他にはない都市でのエコツーリズム、大変興味深くご覧いただき、活発な意見交換ができました。