情報 ・ 活動報告
3.192014
【活動報告】 3年目の被災地 気仙沼・南三陸町・石巻市を訪ねてきました。
あれから3年 被災地のいま。
3/15-16 3年前の災害支援を行った地を巡る旅として気仙沼から南三陸と南下してきました。瓦礫で通れなかった道路は綺麗になりましたが、まだまだ各地に爪痕を残しており、自然災害に対する脅威を改めて思い知らされました。
最後は、1番思入れのある十三浜を訪ね、野宿のはずが、当時の対策本部長 他皆様に歓迎していただき、集会所を宿泊場所として提供していただけるなど、皆さんの優しさにも触れる1日となりました。
2日目は、朝イチ ワカメの水揚げを見に漁港へ。そこでメカブ削ぎや採れたてメカブを試食させてもらいました。
そして、最後に私達が滞在したあの場所へ。コンクリートだけの土台しか残っていなかった所に、立派な上物が作られていました。危険区域なので住むことはできませんが、事務所なら許可が出るとの事でした。
では、被災した皆さんはどこで暮らすのかと言うと、山側の高台が移転予定地なのだそうです。造成が始まった場所はたった3箇所、完成予定は8月です。それから登記をし宅地として引き渡されるまで更に3カ月掛かると。結局、来年のお正月を自宅で迎えられる人はいません。こうやって長い月日を費やさなければ出来ない事を一瞬で無くしてしまう。それが自然です。人間はそこで生きる小さな存在でしかないのです。そんな事を再確認する旅となりました。突然の訪問に受け入れていただいた皆様に感謝です。